書籍著者インタビュー

福西義晴

今回、「図解即戦力ISO規格と審査がしっかりわかる教科書」のISO9001とISO14001が発行されました。この本の著者であるテクノソフトコンサルタントの福西義晴さんにインタビューし、本の内容、アピールしたいこと、思いを語っていただきました。

 

今回の本で特に強調したい特色について教えてください。

規格要求事項を理解しやすくするために、図解を多く取り入れました。また、要求事項を組織で実施するための参考にしていただけるように、実例を多く盛り込みました。

どういった方にお勧めですか?この本のPRポイントを教えてください。

ⅰ)ISO取得を考えている組織の担当者には:
ISO認証を取得するための申請手続きから初回登録審査、認証登録、さらに認証取得後の維持や更新なども含めたISO認証制度について、詳しく解説しました。

ⅱ)ISOを既に持っているが、活用できていない組織の方には:
2015年版で強調している「リスクに基づく考え方」の本質とその活用方法を詳しく解説していますので、組織の状況に応じて必要なことを必要な程度改善するマネジメント活動に役立てていただけると考えています。

ⅲ)新人教育や品質保証の部署に異動になりISOの勉強が必要な方には:
用語についての解説、品質保証の原則からISOマネジメントシステムの特徴であるプロセスアプローチやPDCAを含めた管理方法を判りやすく解説しています。

普段はコンサルタントとしてコンサルティングをされています。コンサルティングで、感じられているところ、この本の活用メリットについて教えてください。

ISOは難しくて一部の人のものと考えられている方がまだまだ多くいらっしゃるのが現状のようです。この本をご覧いただいてISO要求事項の理解を深めていただき、それを判りやすい形で組織の活動に浸透させていただければ、組織としての力が向上できると期待されます。

その他に、ISOに関わっている方々へのメッセージや、日頃気になっている事があればコメント願います。

ISOは特別なことを要求しているのではありません。たとえば、今夜の夕食に何を作ろうか、あるいは何を食べに行こうかとなったときにPDCAが回り始めていることに気が付かれるでしょう。